ロングステイ豆知識トップ
Global Property Guide(海外不動産ガイド)という機関より、2009年の世界主要都市の不動産価格と家賃利回りのランキングが発表されているので紹介します。
◆不動産価格ランキング (120㎡のマンションの価格:米ドル)
トップはモンテカルロ(モナコ)、以下モスクワ、ロンドン、東京、香港、ニューヨークと続きますが、意外なのはやはりマレーシア不動産価格の安さです。クアラルンプールが99位と下位水準にランクされていますが、これはマレーシアより発展途上あるいは生活水準の低い他のアジアの国・都市、例えばムンバイ(10位)、バンコク(82位)、マニラ(87位)、ハノイ(91位)より低いランクです。
出所:Global Property Guide 2009のデータを基に弊社作成
今度は不動産利回りのランキングですが、ここでもマレーシアの割安度が目立ちます。クアラルンプールの利回りは9.22%と9位にランクされており、不動産価格に対して家賃の高さを示唆しています。まさに不動産投資の対象としては理想的な指標となっています。
ちなみにアジアの他国では、マレーシアの隣国のシンガポールの利回りは3.97%(75位)、香港3.73%(79位)、東京4.86%(52位)、上海4.36%(63位)などです。
出所:Global Property Guide 2009のデータを基に弊社作成

ロングステイ地を検討する場合、「世界の都市の物価ランキング」が参考になります。
左に添付したリストはスイスの大手銀行UBSが2009年に調査したものです。
(リストはクリックすると拡大します。)
数値は122品目の物価やサービス価格を加重しニューヨークを100とした場合の各国の相対的な物価水準です。(左が家賃を除外、右が含む)
ただし、この手のレポートはすべて、西洋人が西洋人らしい暮らしをする際の物価水準ですから、日本人が日本人らしい生活をするためのランキングではありません。
為替の影響が出やすいため、現地通貨での物価水準は変わらなくても為替相場か強くなれば、ランキングは上昇することになります。(この調査ではJPY100/$1を使用)
東京は過去には何年間も首位だったのですが、今回の調査では5位です。
意外なのはクアラルンプールが東南アジアの他の都市(バンコク、ジャカルタ、マニラ)に比べてもランクが低く、リストの下位(下から4番目)となっています。
もしほんとうであれば、クアラルンプールの生活の質に比べて物価が極端に低く、まさに「コストパフォーマンス」の高いロングステイ(移住)地ということになります。
あまり知られていませんが、海外でも日本の健康保険(国民健康保険、組合健康保険等)が利用可能です。主な手続きは、
欠点としては、以下の点があげられます。
ロングステイやその視察旅行などが増えると、ご自身や家族が国際電話をする機会も増えるでしょう。
通常の国際電話のかけ方は、マイライン(またはマイラインプラス)の通話区分の「国際通話」に登録されているかにより異なります。
1)マイラインまたはマイラインプラスに登録済みの場合
国際電話識別番号(010)+国番号+市外局番(頭の0はとる)+相手先番号
2)マイラインまたはマイラインプラスに未登録の場合
国際電話会社接続番号+国際電話識別番号(010)+国番号+市外局番(頭の0はとる)+相手先番号
(国際電話会社接続番号は使用する国際電話会社により異なる。001、0033、0041、0061など)
国際電話料金は非常に高いという印象がありますが、最近ではクレジットカードでチャージし格安料金でかけられるプリペイドカードのサービスも増えてきました。
筆者(その家族)も利用しています。利用分しかチャージされないので、とても効率的です。
また、携帯電話からの発信も可能なので、日本の携帯から海外携帯(GSM携帯電話)への格安国際電話が可能です。
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海外から日本へかける場合、国ごとに国際電話識別番号が異なるので事前に調べておきましょう。
国際電話識別番号+日本の国番号(81)+市外局番(頭の0はとる)+相手先番号
(国際電話識別番号は「都市基本情報」の各国基本情報にて調べることができます。)
ただし、ホテルによっては国際電話料金とは別に、法外な手数料をチャージされる場合がありますので、かける前に確認しましょう。 ホテルからの電話代だけで何万円にもなってしまった、という例がよくあります。
数ヶ月間の滞在では、年金をわざわざ海外で受給する必要はありませんが、リタイアメントビザなどを取得し年単位で滞在するとなると、とても便利なシステムです。
手続き方法は以下のとおりです。
*租税条約締結国
出所 財務省HP「国際課税に関する資料」
いくつか注意点があるので列挙しておきます。
海外ロングステイや海外移住のトピックを扱っていると、よく現地で相続や贈与が行われた場合、課税関係はどうなるの?という議論になります。
また、時々、「マレーシアは相続税がないので、相続するならマレーシアがいいよ」なんてセールストーク(?)も聞かれます。
そこで、海外での相続や贈与の課税関係について簡単に記述したいと思います。お断りしておきますが、筆者(暮旅運営者)は税理士ではなく、ファイナンシャルプランナー(CFP)としての知識の範囲内(2007年現在の税制に基いて)での記述なので、真剣に検討している方はこの分野に詳しい税理士に相談することをおすすめします。
ます相続についてですが、そもそも自分が臨終するタイミングと場所をうまくコントロールできるかという疑問もありますが、可能だとして、上記のマレーシアのセールストークのように、マレーシアで相続すれば簡単に日本国の厳しい納税義務を逃れることができるでしょうか? 結論から言うと不可能ではないが、かなり難しいということになります。
海外での相続の課税原則は以下のとおりです。
相続人(相続を受ける人)が「無制限納税義務者」か「制限納税義務者」により課税の方法が異なります。間単に言うと、前者は、日本に住みかつ日本に生活の本拠がある人で、親の遺産がどこにあっても日本の相続税がかかります。後者は、海外に住んでいて生活の本拠も海外に置く人で、日本に存在する財産だけに日本の相続税がかかり、海外の財産についてはその国の税制が適用されます。
大きな違いです。
なぜなら後者の場合、仮に相続発生時に相続財産がすべて海外(マレーシア)にあれば、相続税は1銭もかからないからです。
ところがそうは問屋がおろしません。
「制限納税義務者」になるには、本人が5年以上海外に住んでいて、かつ相続を行う相続人(親)も5年以上海外に住んでいることが要件なのです。
親も子も海外移住(永住)を決め込んで、長期間日本を脱出していれば、その恩恵にあずかることができるかもしれませんが、相続のためだけに親も子もじっと(?)5年間も海外に滞在するのは、あまりにも犠牲が大きすぎます。しかもいつ発生するかわからない相続のために・・・
上記の課税方法は原則贈与にも当てはまりますので、財産贈与を検討している方も要注意です。
つまり日本の贈与税から逃れるためには、親子とも贈与の直前の5年間は、一度も日本の居住者となってはいけないのです。
なお配偶者への相続に関しては、日本でも最低1億6,000万円までの税額控除があるので、多くの方はご心配無用かと思われます。
以上原則の話なので、当然例外もありえるでしょう。税制も変わるかもしれませんので、注意が必要です。なお、相続税に関しては、世界的に廃止または軽減の方向に向かっているようです。日本は財政事情から考えると、その流れからは取り残されそうですが。
当然ロングステイ地でも携帯電話が使用できるととても便利です。
ところが、日本(と韓国)は国際的にも例外的な規格(PDC方式と言う)を採用しており、残念ならが日本の携帯そのままでは海外では使えません。
海外ではGSMという方式が主流なのです。そこで次の2つのいずれかの方法をとることになります。
ドコモ、AU、ソフトバンクの各携帯電話会社には、国際ローミングサービスといって、①同じ携帯電話端末をそのまま海外で使える、②海外携帯端末(これもGSM携帯端末です。)だけ購入またはレンタルして、ICカードを差し替えることにより、同じ電話番号を海外で使えるサービス、があります。
これらのメリットは、同じ携帯電話あるいは電話番号を海外でも使えることです。 しかし最大のデメリットは、①通話料金が割高なことと、②対応機種が限定されていることです。
あるご夫婦が、たとえ同じ都市の同じホテル内で電話をし合ったとしても、日本を経由した国際通話と同様の料金が適用されてしまいます。 (通話料100~200円/分+着信料 150~200円) また、日本へ国際電話をかける場合も割高となります。(通話料 250~300円/分)
これでは安心して利用することはできませんね。
この場合は、国内で使用している電話番号と異なる番号を使用することがデメリットとなります。
メリットは、海外携帯電話端末(GSM方式)さえ購入してしまえば、あとは滞在国(または国内で)プリペイドのSIMカード(通話カード)を購入するだけで、現地の安い通話料金で通話ができることです。(例 マレーシアの同都市内での通話料はわずか15円/分程度)
また、複数の異なった国へ滞在する場合でも、各国のSIMカードさえ購入すれば、ほぼ世界中で同じ携帯端末を使用できます。(電話番号は各国で異なります。)
海外旅行やロングステイを計画している方は、GSM携帯電話を一つ購入しておくと、後々とても便利で、かつ経済的でしょう。 (一般的にGSM携帯電話 7,000円~、SIMカード2,000円~からあります)
また、通常、前述した日本の携帯電話会社の国際ローミングサービス用海外携帯端末としても使えます。
その都度レンタルという方法もありますが、意外に割高となります。
また、海外でGSM携帯の本体を購入するという選択肢もありますが、日本での購入がお勧めです。なぜなら、海外での購入は、
①言葉の問題で安心して購入できない、
②日本語マニュアルが付いていない、
③現地にいくまで電話番号がわからない、
④日本でのネット通販なら価格はさほど変わらない、
からです。
やはり国内で本体とSIMカードを購入し、渡航前に電話番号をご家族に伝えていくと安心感があります。
外国(特に先進国)の医療費は一般的に日本より高額です。
例えば米国では、救急車を呼ぶと$200(24,000円)、1日の入院費が$1,000(12万円)、盲腸の手術が$10,000(120万円)と言われます。
海外旅行やロングステイの際は必ず海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。
2006年、ある週刊誌に次のような記事がありました。
クアラルンプールで大怪我をしたある日本人のご婦人が、ご主人同伴である私立病院に運ばれました。ところが二人とも傷害保険に加入しておらず、病院から治療費の前払いを要求されました。あいにく十分な現金の持ち合わせがなかったため、治療費が用意できるまで治療は行われず、ご夫婦はマレーシアへの不信感を募らせたというストーリーです。(「マレーシアはとんでもない国だ」という論調で)

当人には非常に気の毒ですが、このようなケースはマレーシアだけでなくどこでも起こりうるので、保険に入っておくことはある意味で当然のことでしょう。
またクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、一般的に以下の条件となっており、保険として不十分な場合があります。
よくご自身の付帯保険の内容を確認して、不十分であれば別途海外旅行傷害保険に加入するか、不足分を補うタイプの旅行保険に加入しておくべきです。
また海外旅行傷害保険は通常、歯科治療はカバーしていないので、歯の治療は日本で完治させておくことが大切です。また多くの場合、既往症もカバーしていません。
「ロングステイにおける懸案事項は?」というアンケートでは、「医療」は、「治安」、「言葉」とともに、必ず上位にランクされる関心の高い要素です。
病気対策の最初に考えなければいけないのが、最も大切な命に関わる病気のことでしょう。(「救急旅行医学」といいます。)
「海外での重病に注意!」と言われると、多くの方はマラリアなどの感染症をイメージされると思います。
ところが、最近では海外での年間500-600人の日本人死亡者数のうち、マラリアでの死亡者は実は年間わずか0.8人程度。疾病での死亡・重症原因で最も多いのが、脳血管障害や循環器疾患などの心血系疾患(脳梗塞や心筋梗塞)なのです。(下記図参照)
つまり特別な病気ではなく、高齢者のもっとも身近な「持病」による死亡・重症事例が最も多いことになります。(約全体の3割)

出所 「2005年度 第43回全国大学保健管理協会 関東甲信越地方部会研究集会 報告書」
もしこれら疾患が海外で発症した場合、最も大切なことは、短期間で病院に搬送することです。
例えば脳梗塞の場合は発症から3時間、心筋梗塞の場合は6-12時間と言われています。この時間内(ゴールデンタイムと呼びます)に治療を受けることが出来れば、回復の確率は格段に上がるとのことです。
そのためにはどうしたらよいか?
ずばり、すぐに救急車を呼ぶことです。
多くの日本人はまず日本語のわかる人、日本語のわかる病院に連絡するのが安心と考えますが、最も大切なことは時間との勝負です。
どの国でも救急車での重病患者の搬送先は一流病院と決まっていますので、まず救急車を呼びましょう。
そのためには最低、救急車の呼び出し方はどこの国へ行ってもまず確認しておきましょう。
次に大切なのが、英文診断書を携帯しておくことです。 診断書にはいくつかタイプがあります。
◆「国際標準英文診断書」トラベルカルテ
すでに既往症があり、薬を服用中の方にお勧めです。
シニアのもう一つのパスポートと呼ばれ、旅行用の国際標準の英語で書かれた診断書です。
海外旅行中にこの診断書を持っていれば「言葉の壁」を気にせずに、適切な病院で適切な処置が素早く行われ、軽いケガから重い病気まで、手後れになることはありません。
内容は病歴、国際標準病名、定期的に飲んでいる薬のリスト、家族の病歴、アレルギー情報などです。
費用は2~3万円程度が目安です。
⇒お問い合わせは「オブベースメディカ」まで
◆メドレター
比較的健康な方のための診断書です。
健康とはいえ、「不慮の病気や事故、ケガ」は常に起こりえます。
「メドレター」は、海外で病院にかかるとき、正確な情報を伝えて治療をスムーズにし、また留守宅との連絡機能も備えています。
費用は13,000円程度です。お問い合わせは上記と同様。
◆安全カルテ(日本旅行医学会監修)
費用や時間の問題で、上記の診断書の作成はちょっと・・という方でも、まさかの時に最低の健康情報は携帯したいものです。 そんなときには自己記入の「安全カルテ」がお勧めです。気軽にご自身で記載でき、海外での診察時に大活躍します。(価格2,000円程度)
◆アラートカード
薬物アレルギー、アスピリン喘息、ペースメーカー使用者、インスリン使用者、人工透析患者、在宅酸素療法患者などが対象
ひざの裏あたりの静脈に血栓ができ、それが肺動脈をふさいでおこる病気で、飛行直後だけでなく、到着後2週間以内なら発症する可能性があります。
最悪の場合、血栓が心臓を通って、肺の血管の中に詰まり(肺血栓症)、呼吸困難・ 胸痛・失神を起こし、死亡にいたることもあります。
飛行距離5,000km、飛行時間6時間以上のフライトで発症する確率が上がります。
予防策としては
①こまめに水分を補給すること(酒類やコーヒーは利尿作用があるので逆効果です)
②なるべく通路側にすわり頻繁に離席すること、
③市販の「フライトソックス」を履く、などがあります。
60歳以上の太り気味の女性は、特にリスクが高くなると言われているので、注意が必要です。
◆狂犬病
昨年(2006年)フィリピンから帰国した方2名が、狂犬病を発症して死亡したことはまだ記憶に新しいことです。(日本で36年ぶりの狂犬病の死亡例)
日本ではめずらしい病気ですが、東南アジアではごく一般的な難病で、インドでは年間3万人、中国で3,000人、フィリピンで300人の方が狂犬病で命を落としています。(アライグマ、コウモリなど犬以外の哺乳類からも感染します。)
狂犬病の怖いところは、治療法が全くなく、発症すれば死亡率は100%ということです。 (全世界で、過去狂犬病が発症して生存した方は6名のみとのことです)
従って予防する以外に方法はなく、同地域への渡航の前には予防接種を打ちましょう。
また、犬に噛まれてしまったら、潜伏期間(15日から1年程度)内に再度ワクチンを打つことが重要です。
◆デング熱
蚊によって媒介されるデングウィルスによる感染症です。
めったに死亡にいたる病気ではありませんが、激痛をともない高熱を発する病気です。(別名「断骨熱」とも言われるくらいの痛みです。)
タイ、インドネシア、インド、シンガポール、モルジブ、フィリピン、ケアンズ、ハワイなどで発症しています。特異的な治療法はなく、安静と対症療法で対応するしかありませんが、通常1週間程度で自然治癒します。
解熱剤としてアセトアミノフェンが有効です。(日本旅行医学会 溝尾朗先生による)
◆下痢
感染だけが原因ではなく、香辛料の違い、油分の取り過ぎ、飲み水の違い(硬水には下剤の効果があるマグネシウムが多く含まれる)からも発症します。
軽症の場合は、水分(スポーツドリンク)と塩分の補給をします。 症状がひどい場合は、クラビット、シプロキサンなどの抗生物質を投与します。(前述 溝尾先生による)
予防としては、石鹸での手洗い、ミネラルウォーターの使用、生ものを避けること。特に生卵(卵かけごはん)やカットフルーツ(水洗いされている)、ジュースやビール)にはいった氷(東南アジアではビールに氷を入れる習慣があるに注意することが必要です。
海外ロングステイにご興味のある方なら、すでにこの言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。PTとはPermanent Traveler(パーマネント・トラベラー)あるいは、Perpetual Traveler(パーペチュアル・トラベラー)と呼ばれ、どちらも永遠のトラベラーの意味です。ですから終身旅行者と訳されます。
単に旅行が好きで、永遠に海外旅行をしているイメージですが、そうとも限りません。実はもともとはヨーロッパの富裕層の合法的な税金対策の一手段なのです。

簡単に言うと、年間に複数国に滞在しどの国の居住者にもならない為、どの国にも納税義務が生じないことになります。 実際は、①国籍を持つ国、②ビジネスをする国、③居宅を持つ国、④資産運用をする国、⑤余暇を過ごす国、をうまく組み合わせて最も効果的な、タックスプランニング、およびライフプランニングをするようです。(「5フラッグ理論」と呼ぶ)
通常の日本人の場合は、そこまで厳密に追求するのは非現実と思われますが、それでも十分現実的なスキームは考えられます。
原則論では、日本の滞在を年間183日以下に押さえ残りを他国に滞在すれば、日本の非居住者となり海外所得に対して日本の納税義務を逃れられます。 また国内源泉所得も所得区分によりますが、10-20%の低率の源泉課税となることがあります。
例えば、41歳のサラリーマンが香港の金融機関で10万ドル資金をファンドで運用し、運よく年10%の利回りで61歳の退職の翌年に運用を終了したとします。ちなみ海外には年率15%程度で運用されているファンドがごろごろあるので、決して大げさな数字ではありません。
10万ドルが約67万ドルになっているので57万ドル(約6,000万円)が課税対象となり、その時に日本の居住者であれば、20%(1200万円程度)が納税額となります。(総合課税と判定されると更に高額となる。)
しかし仮にその年に日本の非居住者となりマレーシア、シンガポールのように居住者となっても他国での所得が非課税の国に滞在していれば、6000万円が丸取りとなり1200万円得することになります。しかもこれはその年だけ日本の非居住者であればいいので、翌年居住者になったからといって、それに対し課税義務が生じるわけではありません。別に永住する必要はないのです。マレーシアであれば6000万円は何年分の生活費になるでしょうか?
ちょっと前ならこんな話をしても、節税のために1年でも日本の非居住者になるなんて非現実的と思われたはずです。今はどうでしょうか?1年と言わず数年でも、節税とレジャーを兼ねて海外でのんびりするなんて、ごく当たり前のライフスタイルといえるでしょう。むしろ理想的なハッピーリタイア・プランではないでしょうか?
この他にも色々な「PT節税」が考えられますので、節税すべき所得の発生する予定のある方は、是非検討してみてください。それから上記の記述はあくまで原則を書いたものに過ぎませんので、具体的な案件は税理士などの専門家に相談されることをお勧めします。
ロングステイの実践者や志願者には釈迦に説法になりますが、まず航空券の種類について整理しましょう。
| 普通運賃 | 特別運賃 | ||
| ノーマルチケット | PEX | 格安航空券 | |
| 特徴 | 「正規」の価格。1年間有効、変更可能、払い戻し自由、往復路の組み合わせが自由など利便性が高いが、価格も最も高い。 | 往路復路の航空会社を変えられる「IATA(国際航空運送協会) PEX」と、各航空会社が独自に設定する「ZONE PEX」がある。 早く買うほど割安になるタイプが代表的。 ノーマルチケットより安く格安航空券より高い。(時期によっては格安航空券より安い。) |
旅行会社がパッケージツアー用に仕入れた航空券をバラ売りしたもの。 往復路の日程を予約時に固定する「FIX」、帰国日を決めなくてもよい「OPEN」、一度だけ復路便を変更できる「FIX/OPEN」がある。 主流はFIXで価格的にも最も安い。 |
| 購入場所 | 航空会社、旅行会社 | 航空会社、旅行会社 | 旅行会社 |
ノーマルチケットはレジャー用の海外旅行やロングステイでは、その価格の高さからほとんど利用されることはないでしょう。中心はPEXと割安航空券になります。
PEXは通常マイレージの対象にもなり、時期によっては格安航空券より安い場合もあります。事前にスケジュールが確定していればお得な選択です。
格安航空券はFIXが主流で価格的にも最も安いですが、ロングステイ用にはOPENやFIX/OPENも便利でしょう。ただし、格安航空券はマイレージの対象になっていなかったり、マイルが減額される場合があります。
ご自身の滞在スケジュールや航空運賃、マイルの有無などを総合的に考慮し、慎重に決めましょう。
その他、よく使われる用語もまとめておきました。
| 直行便 | どこにも着地せず、ノンストップで目的地まで行く便。 |
| 経由便 | 目的地に行くのに、途中経由地に寄るが、便名は変わらないもの。 |
| 乗り継ぎ便 | 目的地に行くのに、途中で飛行機を乗り換えるもの。便名が変わる。 |
| ストップオーバー (途中降機) |
経由便・乗り継ぎ便で目的地までの途中、または帰りに立ち寄った空港(都市)で24時間以上滞在すること。 |
| 周遊 | 表示された価格で、2つ以上の都市を訪問することができる航空券。 例えば東京→ロンドン→パリ→東京。商品に掲載されている都市数は、このチケットで行くことができる都市数。 |
| オープンジョー | 行きの目的地と帰りの出発地が違うチケット。例えば、往路は東京⇒パリ、復路はロンドン⇒東京のようなチケット。この場合パリ⇒ロンドン間は自己負担。 |
それから出入国カードの書き方がわからない方は、以下のサイトでチェックしておきましょう。
⇒各国出入国カードの書き方
| 国 | 名称 | 主な財政条件 | 期間 | 参照HP |
|---|---|---|---|---|
| マレーシア | マイ・セカンド・ホーム・プログラム | ◆50歳未満 RM300,000の定期預金勘定を開設する ◆50歳以上 ・RM150,000 の定期預金勘定を開設、または ・月額RM10,000 のマレーシア国外での収入の、例えば年金計画の証明を提出。 |
10年(更新可) | マレーシア観光省MM2H |
| タイ | ロングステイビザ(non-immigrant visa-OA) | 50歳以上でタイ国内に800,000バーツ以上の定期預金をするか、年金などの月収が65,000バーツ以上、もしくは預金と年金を合わせて800,000バーツ以上ある。 | 1年間(更新可) | タイ王国大使館 |
| タイ | 年金ビザ(non-immigrant visa-O) | 60歳以上で年金を月に150,000円受け取っている | 90日(更新可) | タイ王国大使館 |
| フィリピン | 特別居住退職者ビザ(SRR Visa) | 50歳以上なら20,000米ドル以上、35歳以上50歳未満なら50,000米ドル以上の定期預金をする。(住居の長期リースに充当可) | 無期限 | フィリピン退職庁 |
| 台湾 | リタイアメントビザ(マルチビザ) | 50,000米ドル以上の資産を有することの証明、および年金受給をしていることの証明 | 180日 (更新不可) | 台北駐日経済文化代表処 |
| 北マリアナ諸島 | 外国人退職者向け在留許可制度 | 年齢56歳以上の年金受給者で現地で150,000米ドル以上の不動産を取得すること。 | 5年間(更新可) | 北マリアナ政府観光局 |
| オーストラリア | 投資家退職者ビザ | 55歳以上で、居住地域によって500,000豪ドルか700,000豪ドルを債券投資に充てること | 4年間(更新可) | オーストラリア大使館 |
| スペイン | 非営利目的の居住ビザ | 年間10,000米ドル(同居家族1人につき1,700米ドル増額)以上の年金または他の収入があること。 (頻繁に変更される可能性があります。) | 3ヶ月(更新可) | |
| ポルトガル | 長期滞在ビザ | 現地での生活可能な年金収入があること。ポルトガル滞在の志望理由を提出 | 本人が希望年数を申請する | |
| フランス | ビジタービザ | フランスでの生活に十分な年金または金利収入などの収入があること | 1年(更新可) | フランス大使館 |
| イタリア | リタイアメントビザ | イタリアでの生活に十分な年金などの定収があり、定住するための住居が確保できていること。 | 1年(更新可) | イタリア大使館 |
| イギリス | リタイアメントビザ | 60歳以上で年25,000ポンド以上の収入があること。英国との深いつながりがあること。(家族、親戚が住んでいる、過去に滞在経験があるなど) | 1年(更新可) | 英国大使館 |
上記情報は2006年10月現在で可能な限り最新の情報を掲載してありますが、ビザ情報は公表なしに頻繁に変更されることもあるので、各自担当省庁や大使館などへ問い合わせてください。
これ以外にも南米を中心として退職者ビザを発給する国はいくつかありますが、ここでは省略しております。
ロングステイや海外旅行に行く場合、PCを持ってゆくほどではないけど、現地のネットカフェで1回か2回はメールチェックやインターネットを使いたい場合がよくあります。
ところが、海外のネットカフェでは、
1)日本が読めるが、入力できない。
2)日本語を読むことも、入力することもできない。
いずれかに遭遇することがよくあります。
その場合もちょっとした工夫で日本語を利用することができます。そのワザをご紹介します。
以前こんな時には、よくローマ字だけの(読みにくい)文章や英語の文章を送ったものでした。(こんな便利なサイトがなかったのか、単に自分が無知だったのかわかりませんが・・・)
今はとても簡単に解決できます。ローマ字を入力し、それを日本語に転換してくれる無料のサイトがあります。 渡航前にそのサイトのURL(ホームページのアドレス)さて控えておけば、現地でそのHPへアクセスするだけで、問題解決です。以下の2つのサイトが使いやすそうです。
⇒世界の果てから漢字変換(www.sumibi.org)
ローマ字で単語を入力し、スペースを押すと日本語の変換候補が出てきますので、それを選択します。作成した文章をコピー&ペーストで、メールの文章やブログ作成ページに貼り付けます。
⇒Ajax IME(www.ajaxime.chasen.org)
使い方は、上のサイトとほんとんど同じですが、長文もらくらく変換できます。
この場合はちょっとやっかいですが、まずA)の方法を試してください。(単に文字化けしている場合)
A)
Internet Explore(インターネットエクスプローラー:ほとんどの方が使っているHPを表示させるソフトです)の上部メニューから、View - Encoding - Japanese(Auto-Select)を選択。これでだめな場合は、Japanese(euc)とか、Japanese(jis)なども試してみてください。
B)
それでもだめな場合は、ウィンドウズのバージョンによって対処の仕方が異なります。
英語版Windows 2000/XP以降のバージョンの場合は、もともと多言語対応なので、Windowsの言語入力に必要なIME(Input Method Editor)という変換ソフトの設定を変更するだけで日本語入力ができるようになります。
Control Panelの設定を変えるだけでOKです。設定法は、⇒http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20060329/233681/
に詳しく書かれています。(リンクが切れないといいのですが。)
それ以前のバージョンの場合は、、「Global IME 5.02」というファイルをダウンロードしなければいけませんが、ネットカフェの許可も必要ですし、(たぶん)Administator権限が必要なため少々面倒です。今時そんな古いバージョンを使っているネットカフェも少ないと思いますので、ここでは省略します。上記のリンクにやり方が載っているので、いざというときは、それを参照してください。

チェンマイのネットカフェというか単に雑貨屋(PCは2台くらい) 料金は10B(約30円)、しかもそれで2時間くらい利用した。