マルチハビテーション

マルチは「複数」、ハビテーションは「住居」の意味で、すなわち複数地域に住居を持つというライススタイルです。最近略して「マルハビ」とも言われます。

日本でも、富裕層にとっては特に新しい概念ではありませんが、中流層の都市部居住者のライフスタイルのひとつとして欧米社会では定着しています。

最近日本でも団塊の世代を中心に「田舎暮らし」や「地方移住」が一般的になり、日本でも「複数地域居住」が流行りつつあるようです。

この場合は、都市部と地方の2地域のマルハビですが、当然暮旅インベストメントでは日本と海外とのマルハビを提案いたします。

定年後どこに住むかは、まさに個人の趣向の問題なのでどうこう言う問題ではありませんが、2つの面から比較をしたいと思います。

第一点は、田舎暮らしや地方移住はいつでもできるのはないでしょうか?
日本人の平均寿命は、女性で約86歳、男性で約79歳です。(平成19年) 定年後、すぐに田舎暮らしを始めたら25-30年間も年田舎暮らしができる(しなければいけない?)わけです。海外生活に全く興味がない方は別として、もし興味があれば、その前に海外ロングステイや内外マルチハビテーションにチャレンジする時間はたっぷりあるはずです。

第二点は、資産運用の面です。不動産は大きなリスク資産です。富裕層ならともかく、一般の中流世帯が国内に2つの大きなリスク資産を保有する意味はあるでしょうか?日本経済が高成長をしていた時期ならともかく、人口減少の時代には長期的地価下落により資産価値が減少すると考えたほうが自然です。 しかも、地価下落は通常全国レベルで起こります。つまり日本全国どこに保有したとしても、2つの資産に全くリスク分散効果が期待できません。通貨分散という点からも円リスクに集中投資することになります。限られた予算から、複数の同質のリスク資産に集中投資するのは、ポートフォリオ・マネージメントという観点からも好ましくありません。

一方海外に不動産を所有した場合、当然為替リスクを負います。しかしサブプライムショック以降の円高局面で、より割安となった海外の不動産を取得するのは、リスクよりチャンスと言うべきでしょう。また、地域、通貨の点からもリスク分散効果が期待できます。